自分的忘れなCMソングス


 CMはやっぱり、音だと、バンドマンとしては思う。音に乗っけられる情報量はすごいものがあるし、あるいは情報なんて言い方ではくくりきれないいろいろなイメージを立体的にしてくれると。言葉は音の中の一類型でしかないし。なので、音の中でも「音楽」って、人に残ると思うのよね。なのでなんとなく自分の脳裏に焼きついている、CMソングを思い出してみるという特集を勝手にやってみる。


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 ビジュアルのクレイジーな感じとあいまって忘れられない。キムタクよりモックン時代の方がギャツビーはとんがっていてスキだったな。キムタクは、結局のところ三枚目は出来ないわけで。これくらいの砕けたノリの方がむしろ洗練された大人のジョーダンな感じがすると思うのですが。


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 これは言わずもがなだけど、自分より若い世代は知らないわけで。もう15年前のCMです。小沢健二のある意味No1ヒットソング。CMプランナーはあの佐藤雅彦。クルマのCMでこの洒脱なトーンは当時は相当センセーショナルだったんだろうな。


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 新日本ハウスのCM。これはもう吉幾三の才能が爆発していると思う。いい歌過ぎる。明るく幸せな町並みが目に浮かぶようです。CMソングの手本のようで、すごいよホント。しかし、「ゆこうみんなのワークマン」もこれまた吉幾三の傑作なわけで、悲しいことに、この二つが混ざっている人は多いと思うw なんとなく土木系ってとこで変に近いしw


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 これは結局、カエラちゃんかわいいハアハアみたいな人が多いのかもしれないけど、曲もなかなかいけてると思う。あとは歌詞がいい決断したよね。意味なし、音感連発で行くっていう。カエラだから出来たみたいなところはあると思うし、そういう意味で企画がよかったっつーことね。でもホットペッパーはこれでどうしたかったんでしょうか。ブランド再想起? 少なくともえらい話題になったことだけは確かね。


 やっぱりCMはオリジナルソングで行くと強いよなあなんて思うわけです。大物アーティストの新曲を使うっていうのも話題喚起にはいいのかも知れないけど、どうせなら大物アーティスト巻き込んだ上でのオリジナル曲が、オシャレね。自分もなんかの弾みでCMソングとか作っちゃって採用とかされないかしら。なんて、つらつら。あと2回くらいこのシリーズ続きます。


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本日の一枚:

CM STYLE-Sony CM Tracks-

CM STYLE-Sony CM Tracks-


 ソニーのCMソングばっかり集めたコンピレーションアルバム。確かにCMって、「この曲めっちゃ聞くしスキなんだけど、誰のなんて曲??」っていう現象が起こりやすい仕組みだよね。今やシャザムとか出来て、それすらも自力で特定できるようになったのかも知れないけど、そういう分からない曲の曲名が分かったときのスッキリ感って、あるなあ。