【READING HACKS!】 〜超アウトプット生産ための「読む」技術と習慣

READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣

READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣

○文字情報のインプットは一つに集中すると効率的である。インプットとアウトプットは同時にすることは効率的ではない。音楽はアウトプット生産にドライブをかけるツールとして効果的に機能する。

○集中している時間感覚(ある種、時間が止まってしまう感覚のこと)を専門用語でイーオン時間と言い、一方、時計で計れる客観的な物理時間をクロノス時間と言うそうです。

○読んだ本の感想は著者にまっさきに伝える。著者と簡単に直接会話が出来る時代だからこそ、これを習慣にしてみることをオススメします。著者から返信が来ると、やはり素直にうれしいですし、このうれしさが持続可能な読書に弾みをつけてくれるのです。

○読みたいという熱い思いがあるうちに読み始めてしまうことが大切です。会社の帰り道に書店に寄ったならば、帰宅電車の中で読み始めてしまう。

google エリック・シュミットの自社投資基準比 【70:20:10モデル】になぞらえて。既存ビジネス領域への書籍投資に70%、既存ビジネスをサポートしうる、あるいは新しいビジネスになりうる領域の参考文献に20%、そして全く未知の書籍に10%を割くようにしています。

○年間読書キャンペーンを張る。「今年は心理学と統計学!」のように。

○ビジネス書を読む最重要課題は「他人の経験から紡ぎだされたスキーマ(概念や法則性)」を獲得すべきこと。

○ビジネス書を読んだだけで分かった気にならず、獲得した他人の教訓を常に現場検証すること。そして、その結果を自分のビジネスの規則として作りかえるという事です。他人の教訓を実践で試して、本当に使える教訓を取捨選択し、自分向けにアレンジしていく。

○斉藤英治氏の「3段ロケット式読書法」

○エクステンシブリーディング=大雑把に内容を把握する読み方→①目標とする情報に狙いを絞って、本を検索していく読み方=スキャニング ②本全体にざっと目を通し、その本の内容を簡単に把握する読み方=スキニング

インテンシブリーディング=じっくり内容を把握する読み方

○インデックスリーディング=本そのものに、気になった内容をメモしてしまう。さらに、表紙の裏にその本の重要な箇所、特に面白かった箇所などが分かるようなインデックスメモを書き込んでしまう。

○ある人は、自分を奮い立たせるために、そういうタイミングで「スラムダンク」を全巻読み返す。そのような、自分のパッションを維持するための本を持っているといい。

○集中して身につける読書ですから、やや緊張感のある環境で読むほうが身につくはずです。その点、家は誘惑が多く、居心地がいいので必ずしも適していません。

○重要なのは、ある一つのジャンルを重点的に読み、実践を積み重ねていくことによって、無意識に「思考のホームグラウンド」を形成すること。困ったときに立ち返れる思考法や知識の体系を持っていると、現状の問題点との共通点や差異点を考えることで解決することがある。

○ビジネスにおける個人スキルは、①社内で重視され、他社では通用しない技術=「企業特殊技能」 ②英語やリーダーシップなど、どの企業でも必要とされる基本的能力=「一般的技能」 ③同じ職種なら他社でも通用する高度で専門的な知識=「職種専門的技能」に分けられる。ビジネスマンが生き残るには、「一般的技能」をベースに、「職種専門的技能」を伸ばすことが重要である。つまり、ビジネスマンが今やるべきことは、「今、所属している部署のスペシャリスト」になり、手っ取り早く、そこで「思考のホームグラウンド」を作る事である。

○手に入れた資料、会議で配布された資料に関しては、自分のアウトプットに使える資料かを判断し、料理でいう「レシピ(作り方・構造)」、「素材(データ)」、「盛り付け(見せ方のデザイン)」に分解してしまう。

○超アウトプットのためのハニカム・データベース・・・①アイデアファイル(雑誌で好きなもの、美しいコレクション) ②携帯メモ(日々の思いつき・ネタ帳) ③データファイル(調査・統計データ) ④ブログ(時事情報・読書記録・読書感想) ⑤教訓ノート(これまでの教訓・他人の経験からの共感) ⑥名作ファイル(過去ベスト企画コレクション)

○松坂元氏の「ブレーンストーミング読書」

                                                                                      • -

より知的に優位な毎日を送るための読書術。

特に響いたのは、やはり行動のための読書というくだりですね。
引用されていたショウペンハウエルの言葉の通り、読書におぼれてそれだけで自分が高まっているかのような錯覚に陥ると、考えなくなると。耳が痛いです。多読型読書は知らず知らずのうちに”数の達成感”に走りがちなので、そこは気をつけたいですね。

何はなくても、実践。
ということで、こんな感じで書いてみました。
書中で紹介されていた読書術関連の本にも手をつけていこうと思います。