同じものを伝えるなら、短く伝わる方が強い。


 イギリスのBarclaycardのCM事例。とりあえず見てみてちょーだい。




 1個目が今年ので、2個目が去年の。


 言いたい事はタダ一つ、「バークレーカードは、早い」ってことだけ。それをただそのまま言うだけでいいなら、1分もいらないわけですが、それじゃあ伝わらないし、記憶にも残らない。だから、エンタメとしても面白かったり、映像としてもすごかったり、いろいろなフックを仕掛けて、楽しんでもらう仕立てにしたんだねーと。


 でも、裏を返せば、伝えたいことが短く表現できればできるほど、残りの時間とか余白で、あとは見る人を楽しませる事が仕掛けられるということでもある。これも、カードをピッとやるその瞬間だけが、この広告の言いたい事で(もちろんジェットコースターっていうギミックがそれを引き立たせているんだけど)、あとは楽しいことだけを描けばいいと。


 同じことを伝えるなら、短い方が強いと、今通ってる広告塾で口酸っぱく言われるわけだけど、あーこういうことね、と。文章なら短いほうがいいし、何なら言葉が無い方がいい。映像ってやっぱりそう考えると強い。その感じは覚えてなきゃいかんね。映像のもいっこ強いところは、国境越えができるってとこでしょう。もちろん、文化とか価値観が異なる人間が相手になった場合、言葉だろうがビジュアルだろうが人間の”普遍的な価値観とか感覚”を貫かないと中々上手い事いかないんでしょうけど。うん、やっぱり”普遍性”が今年のマイキーワード。


 あとはやっぱり、身体性とか体を動かすとか。こないだ読んだBRUTUS井上雄彦特集でも井上さん言ってたけど、自分が体を動かして初めて、キャラクターの体の動きを、本当の意味で書き上げる事が出来たと。やっぱり、体でしか考えられないことってあるんだよ。文武両道って元々は、「どちらも密接不可分かつ相互補完的なものであって、どちらかのみ修めることは不可能」という意味だったらしいし。スポーツできる人は、きっと頭もいいんだと思います。特に最近のスポーツ選手からはそれを感じる。身体性ね。直感とか体感とか。伊藤直樹さん、プラナフ・ミストリー、井上雄彦



 ひどい乱文ですねw メモになってる。まあいいやこのへんで。