これすごい。未来のTV?


 とある案件で、とある共同商品開発をしているんですけど、こういう商品が世に出る現場に立ち会えたらきっと素晴らしいですよね・・・ ってまだこれは商品化とかそういうレベルのものじゃないですけど。



 台湾生まれのメディアアーティスト・Julia Y.Tasaoが創ったエキシビジョン[Curious Displays]。彼女は、Art Center College of Designで科学・テクノロジーとデザインを学んだ後、フリーランサーとして多くのプロジェクトに参加し、そのしっかりとしたフィールドワークによるリサーチと美しいアウトプットが評価されて、いまちょっとホットな人物らしいです。

 今回のエキシビジョン[Curious Displays]は、部屋にプロジェクション投影する事により、投影された動くピクセルブロックが生活空間に様々なアテンションを与え、そこから生まれる未来のテクノロジーティスプレイを提案する内容となっています。例えば、花瓶に水が足りないことをアテンションしたり、起床時間のアラートを促したり、生活と住居者のコミニケーションを図るテクノロジーとして、彼女は提案しています。

 



 リモートコントローラーも併せて制作されていて、このピクセルプロックの知能に様々な人格の特性、例えば、OPTIMISTIC(楽観的)やPERKY(生意気)などを設定出来るようになっているのも面白い。このピクセルプロック、展示のタイトル通り少し好奇心旺盛すぎて、うざくなった場合、KILL ALLと呼ばれる方法があって、リセットも可能みたいです。



 


 つぶつぶ恐怖症の人とか、結構グロいと感じるかもしれないけど。大分面白いですよね。家電・ディスプレイに人格の特性を与えるっていうことは、かなり昔から未来予想の一定型になっているかもしれないですけど。利便性とエンタメの両立が高次で実現できれば、なんか楽しい空間になる気がします。この作品はまだまだアートだと思うので。


 んーでも面白い!