オフィスポッドと間の意識


 こういうのが持てれば、会社勤めしなくても済むのにね〜なんて。



 「Office POD」は、画の通り、カプセル型の小型オフィス。オフィス・パブリック・パーソナルが融解する新しいポジションを確立するかもしれません。家の庭や、公園、よりパブリックな場所など設置場所が様々考えられますが、個人で定点を持たずに仕事をする人間が増加している昨今、非常に面白いコンセプトのオフィス提案だと言えます。また、環境面でも、巨大ビルによる弊害へのアンチテーゼや、実際、エネルギー消費で換算するとCO2が46%〜67%(当社費)は削減される等、サステナブルなエコポッドシステムのようです。


 自分の家の庭に置くもよし。



 中はこんな感じです。



 夜はこんな感じ。



 合理性、の話だけでいけば、何も庭をつぶしてまでオフィススペースを別に用意しなくても、家の中で仕事すればいいじゃないかとなるかもしれないけど、なんかこのアイテムの考え方、間の観点で非常に日本的な気がします。茶室みたいなもんじゃないですか。壁や仕切りで、その空間がある特定の行為をするためだけに特別に設えたものであるということを利用者・体験者に感じてもらうことで、行為の内容そのもの以上に意識の面から特別な時間にするっていう。この場合は、働くっていう行為をいかに頭切り替えてやるかってことが大事で、これをそもそも考え付いた外人の方はそういう意図でこれを開発したわけじゃないんでしょうけど、うちはそういう意味でも、なんか集中できるかも知れないなあと思いました。


 ただこれが置ける庭をゲットするまでどんだけかかんねんっていうのはさておきw 電話ボックスみたいに公共スペースにオープンで設置するということも念頭には置いているそうですが、果たしてキレイに使ってもらえるのかが、ハテナですね。