味から、飛べるか。


 一瞬、あのシリーズかと思って。



 創作活動の苦しみというか、行きつ戻りつな感じが非常にグッド。


 でも、絶対こっちを想起させる。残念ながらむしろ、こっちの商品がほしくなった笑





 言いたいことが非常にシャープで、好きな広告シリーズですね。やっぱり食品・飲料は言葉に解析しきれない「おいしさ」が一番の勝負どころなのは否応ないことなんだけど、かといって味言葉って限界があるとも、2年間担当してきて思います。「のどごし」とか「清涼感」とか「ジューシー」とか、あーいう言葉たちって、どこまでみんなに共感させられているか疑問だもんね。だからこそ、味以外の価値に鋭い切り口を見つけられると、人の心に入っていけるんじゃないかな。「のどごし」がいいから、どうなるの??っていうその先を描けるのは、コミュニケーションだけだもんね。味は、黙って食ってみろ!でいいと思う。味から飛べるか。食品・飲料をやるときの、今のところの自分の心がけ。


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本日の一枚:

Concert in Central Park

Concert in Central Park

 サイモン&ガーファンクルのライブアルバム。色あせないよね。キーボードはリチャード・ティー、ドラムはスティーブ・ガッド