ウソも楽しく

　またカンヌの事例をひとつメモ。これはなかなか面白いと思いましたので。

　アルゼンチンの事例。アンデスビールっつーアルゼンチンビールのメーカーがバーに仕掛けたなぞの電話ボックス広告。アルゼンチンの若い男性はバーでの飲酒を好むらしいんですが、そん時にネックになるのが奥様やガールフレンドの存在。そこで、彼女たちに気兼ねすることなく思いっきりビールを楽しんでもらいたいということで、アルゼンチンの主要都市のバーやクラブに「ANDES　TELETRANSPORTER」という電話ボックスを設置いたしました。楽しんでいる最中に彼女から電話がかかってきてしまったらこの中に避難。完全防音なだけではなく、トイレ、病院、ジムなどの環境音をBGMとして流すことができるため、要するにバーにいないという「アリバイ工作」のお手伝いをしてくれるというもの。

　おバカな着眼点ですけど、そこをここまで膨らませて、ターゲットのお悩みをしっかりソリューションしているところがさすがグランプリだと。女の子がどう思うのかは知らないけどね・・・ｗ

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本日の一枚：

Up for It: Live in Juan-Les-Pins

　横浜にキースジャレットトリオ、聴きにいったなあ。聞いてる途中にめっちゃ頭痛くなってきて、なんという演奏なんだああああとか思ったら単純に風邪発祥しただけだったっていう。しかしこの人はうなるよね。超マイクに入っているけど、まいっか。ボーっと流しっぱなしにしたくなる一枚。