東大教授が新入生に薦める本100冊

 最近知ったんですけど、文芸春秋が出してるこのリストの存在。この100冊を薦めるための文庫本が別で出てたりするんですけど、なかなかためになります。前書きっぽく、総長の小宮山宏氏が本や知や人生について軽く記されているんですけど、そこだけでも面白いし考えさせられます。忙しい忙しいといってばかりでついつい本を読まずに歳ばっかり食っていかないように、踏みとどまって読んで生きたいです。ってか大学生のときにもっと読めばよかったと思うよ本当に・・・ 学生のみなさんはその捨てるほどある時間を、慈しんだほうがよいですよまったく。

〜100冊リスト〜

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1.「安土往還記」(辻邦生新潮文庫
2.「蝉しぐれ」(藤沢周平、文春文庫)
3.「こころ」(夏目漱石 、新潮社 )
4.「コインロッカー・ベイビーズ」(村上龍講談社
5.「ドグラ・マグラ」(夢野久作、現代教養文庫
6.「宮本武蔵」(吉川英治講談社
7.「鍵」(谷崎潤一郎 、新潮社 )
8.「孤高の人」(新田次郎 、新潮社 )
9.「枯木灘」(中上健次小学館文庫)
10.「高野聖」(泉鏡花新潮文庫
11.「笹まくら」(丸谷才一 、新潮社 )
12.「三国志」(吉川英治講談社
13.「山月記・李陵」(中島敦岩波文庫
14.「春の雪」(三島由紀夫 、新潮社 )
15.「春の戴冠」(辻邦生 、新潮社 )
16.「春琴抄」(谷崎潤一郎新潮文庫
17.「万延元年のフットボール」(大江健三郎講談社
18.「夕凪の街桜の国」(こうの史代双葉社
19.「果しなき流れの果に」(小松左京徳間書店
20.「神聖喜劇」(大西巨人、光文社)
21.「蒼穹の昴」(浅田次郎講談社

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22.「アブサロム、アブサロム!」(フォークナー 、講談社
23.「アンナ・カレーニナ」(トルストイ岩波書店
24.「イワン・デニーソヴィチの一日」(ソルジェニーツィン、新潮社 )
25.「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー 、新潮社 )
26.「ガリヴァー旅行記」(ジョナサン・スウィフト岩波文庫
27.「ガルガンテュアとパンタグリュエル」(ラブレー岩波文庫
28.「ドン・キホーテ」(セルバンテス岩波書店
29.「ハムレット」(ウィリアム・シェイクスピア白水社
30.「ボヴァリー夫人」(フローベール新潮文庫
31.「ファウンデーション」(アイザク・アシモフ早川書房
32.「オデュッセイア」(ホメロス岩波書店
33.「リア王」(シェイクスピア、白水Uブックス)
34.「レ・ミゼラブル」(ヴィクトル・マリー・ユゴー岩波書店
35.「外套」(ゴーゴル、岩波文庫
36.「完全な真空」(スタニスワフ・レム国書刊行会
37.「眼球譚」(ジョルジュ・バタイユ河出書房新社
38.「神曲」(ダンテ・アリギエーリ 、集英社
39.「大聖堂」(ケン・フォレット 、新潮社 )
40.「緋文字」(ナサニエル・ホーソーン 、新潮社 )
41.「百年の孤独」(ガルシア=マルケス、新潮社)
42.「不滅」(ミラン・クンデラ集英社
43.「幼年期の終わり」(クラーク 、早川書房
44.「一九八四年」(オーウェル、ハヤカワ文庫)

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45.「「甘え」の構造」(土居健郎 、弘文堂 )
46.「オイラーの贈物」(吉田武 、筑摩書房
47.「この数学書がおもしろい」(青木薫他、数学書房)
48.「自分のなかに歴史をよむ」(阿部謹也ちくま文庫
49.「知的複眼思考法」(苅谷剛彦講談社α文庫)
50.「チベット旅行記」(河口慧海講談社
51.「読書からはじまる」(長田弘NHKライブラリー)
52.「ミラノ 霧の風景」(須賀敦子白水社uブックス )
53.「何でも見てやろう」(小田実河出書房新社
54.「ローマ人の物語」(塩野七生 、新潮社 )
55.「理科系の作文技術」(木下是雄、中央公論社
56.「論理トレーニング101題」(野矢茂樹、産業図書)
57.「本はどう読むか」(清水幾太郎講談社
58.「福翁自伝」(福沢諭吉岩波文庫
59.「人間臨終図巻」(山田風太郎徳間書店
60.「知の技法」(小林康夫東京大学出版会
61.「定本言語にとって美とはなにか」(吉本隆明角川書店
62.「哲学、脳を揺さぶる」(河本英夫、日経BP)
63.「日本語の作文技術」(本多勝一朝日新聞社
64.「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎岩波文庫
65.「言志四録」(佐藤一斎講談社
66.「自分の中に毒を持て」(岡本太郎青春出版社

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67.「アイデアのつくり方」(ジェームズ・ヤング 、TBSブリタニカ )
68.「アフリカ――苦悩する大陸」(ゲスト、東洋経済新報社
69.「イェルサレムアイヒマン」(ハンナ・アーレントみすず書房
70.「エセー」(モンテーニュ中央公論新社
71.「エレガントな宇宙」(ブライアン・グリーン 、草思社
72.「オリエンタリズム」(エドワード・サイード平凡社ライブラリー
73.「ゲーデルエッシャー、バッハ」(ホフスタッター 、白揚社
74.「システムの科学」(ハーバート・サイモン 、パーソナルメディア )
75.「銃・病原菌・鉄」(ダイアモンド、草思社
76.「沈黙の春」(カーソン、新潮文庫
77.「パワーズ オブ テン」(フィリップ・モリソン、日経サイエンス
78.「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン、新潮社)
79.「フォークの歯はなぜ四本になったか」(ペトロスキー 、平凡社
80.「不都合な真実」(アル・ゴアランダムハウス講談社
81.「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(ヴェーバー岩波書店
82.「ホーキング、宇宙を語る」(ホーキング 、早川書房
83.「夜と霧」(フランクルみすず書房
84.「リスク」(ピーター・L.バーンスタイン日本経済新聞社
85.「愛するということ」(エーリッヒ・フロム、新訳版紀伊國屋書店
86.「宇宙のたくらみ」(ジョン・D.バロー 、みすず書房
87.「君主論」(ニッコロ・マキャヴェリ岩波書店
88.「詩学」(アリストテレス岩波文庫
89.「自然界における左と右」(マーチン・ガードナー 、紀伊国屋書店
90.「人はなぜエセ科学に騙されるのか」(カール・セーガン、新潮社)
91.「世論」(リップマン、岩波書店
92.「生命とは何か」(シュレーディンガー岩波新書
93.「精神の生態学」(グレゴリー・ベイトソン新思索社
94.「想像の共同体」(ベネディクト・アンダーソン 、NTT出版 )
95.「誰のためのデザイン?」(ドナルド・A.ノーマン 、新曜社
96.「統計はこうしてウソをつく」(ジョエル・ベスト、白揚社
97.「日本人の英語」(マーク・ピーターセン、岩波新書
98.「罰せられざる悪徳・読書」(ヴァレリーラルボーみすず書房
99.「方法序説」(デカルト岩波書店
100.「利己的な遺伝子」(リチャード・ドーキンス紀伊国屋書店



東大教師が新入生にすすめる本 (文春新書)

東大教師が新入生にすすめる本 (文春新書)


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本日の一枚:

エスペランサ

エスペランサ


 iTunesに、本読むのに最適なプレイリストを一年前に作って、そこに3曲くらい入ってる一枚。よくよく聞くと結構変態な曲が多いんですけど、この揺蕩う感じの歌声とウッドベースの温いサウンドが、本を読むのにいいのです。結構好きな一枚。