2010年振り返り 〜読んだ本編〜

 んで本。今年は「本で知識ばかり耳年増に得て分かった気にならない。行動する」というのと「ビジネス書・広告関連書籍以外の本をなるべく読む」というふたつのテーマを設定していたのもあって、読書数が少な!w これは目標のせいというよりも、あきらかに怠惰のせいでございます・・・ひとつ言い訳をするならば、今年は雑誌と漫画を重点的に読んだのですよ。特に雑誌は気になったものをすぐに手にとって読むように、好奇心をあげ行動のハードルをさげて構えていた。セレンディピティをどんどん誘発して視野を広げようと思っていたのですよね。あと本以外のアウトプットへの注力。np広告学校、各種セミナーとか講演、JAAA海外研修、東京企画構想学舎と、本当に生のインプットに恵まれたし、そこからアウトプットが強く求められる環境に身を置くことができた一年でした。なので44冊っていうのはあり得ないほどの少ない読書量ですが、そんなに悔いてはいない。ただもうちょっと読めたよな。。。 年始は積読をゴリゴリ読み倒していこうと思います。


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bittersさんの本棚
2010年01月〜2010年12月
アイテム数:44
「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング
ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン
テレビ局の裏側 (新潮新書)
人生を好転させる「新・陽転思考」
使ってもらえる広告 「見てもらえない時代」の効くコミュニケーション (アスキー新書)
そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)
近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)
生きるコント
ファストアイデア25 「 発想スイッチ 」 で脳を切りかえる
できるポケット+ Evernote
Gmail超仕事術―効率と生産性が飛躍的にアップする!
「自分ごと」だと人は動く
ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり(ファシリテーション・スキルズ)
漂流する広告・メディア――12人のキーパーソンと語る「マス×ネット」の今
メディアの実験集「モノサシに目印」 コトバ/デザイン/アソビ (Web Designing BOOKS)
ドリルを売るには穴を売れ
電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと
仕事力300%UP最強の勉強法―カリスマ講師陣が勢ぞろい! (AERA Mook)
勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい (光文社新書)
広告マーケティング力
USTREAM 世界を変えるネット生中継 (ソフトバンク新書)
マーケティングはつまらない?
iPad仕事活用術!
面白法人カヤック会社案内
もうひとつのプレゼン―選ぶ側の論理
つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える! (East Press Business)
facebook完全活用本
カラー版 カメラは詩的な遊びなのだ。 (アスキー新書)
恋する建築
プチ哲学 (中公文庫)
僕たちは編集しながら生きている
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
シャープ「AQUOS」ブランド戦略 〜たった8年でオンリーワン企業となった理由
RELAX HACKS!
怒る企画術! (ベスト新書 265)
ルポ 電子書籍大国アメリカ (アスキー新書)
ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
ウルトラヘヴン (1) (ビームコミックス)
棒がいっぽん (Mag comics)
孤独のグルメ 【新装版】
世迷いごと
田舎町のリストランテ、頑張る
「また会いたい」と思われる人の38のルール

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特におすすめしたいのは以下の5冊ですね。


ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン


メディアの実験集「モノサシに目印」 コトバ/デザイン/アソビ (Web Designing BOOKS)

メディアの実験集「モノサシに目印」 コトバ/デザイン/アソビ (Web Designing BOOKS)


欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと

欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと


つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える! (East Press Business)

つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える! (East Press Business)


恋する建築

恋する建築


 ジャンルはなんであれ、「自分の既存の視点や価値観を揺さぶってくれた本」を選書いたしました。これは別にうちが広告業界の人間だからっていう選び方をしたんじゃないので、アイデアや企画を生業にしている人なら面白がって読んでいただけるんじゃないかな?個人的にすごい仕事をするなあと尊敬しているブックディレクターの幅允孝氏が言っていた言葉で、「好奇心だけが、閉塞した既視感を打破する唯一の方法」というのが思い出される。昨今は情報接種の方法がどんどんワカサギ釣り的に、個別最適にその都度その都度接種されている感じがして、その氷の下の湖が思わぬ形でリンクしていることに興味がない人が増えていると。たとえばふと入ったカフェでセイロンティーを頼み、セイロン=スリランカということを始めて知って世界の茶葉の10%を生産しているお茶大国であることを知って、地図を調べてみて・・・ などなど。こういう「好奇心のチェイン」が、本来であれば情報接種のハードルがテクノロジーによって下がっている今こそ誘発されてしかるべきなのに、最短で解にたどり着けてしまうがゆえにその人自身に備わっている「好奇心の絶対量」を結果的に下げることに結びついてしまっているように思います。


 本然り、雑誌然り、漫画然り、そして本屋という空間然り、自分の既存の好奇心の枠の外側の事象との事故的出会いを誘発させてくれる、「氷の下の海」を見せてくれるという意味では検索では取って代われない価値が絶対にあるものたちだと思ってます。来年も自分の好奇心の地図に新しい大陸や地名を描いてくれる貴重な存在として、本はどんどん読んでいきたいです。


 だれかお勧めの本、できたらうちが読まなさそうな、でも自信を持って勧められる本がありましたら是非教えてくださいませ。