今月の観た読んだ 〜4月〜

 4月も終わって、昨日コートをクリーニングに出した。また次の冬まで、っていうあの情緒は四季のある国独特なのかも知れないね。そこまで大掛かりな衣替えするほど服を持っていないからこそ、象徴的なアイテムがワードローブの奥に入っていくと、次の季節へーっていう、気持ちのスイッチになる、そんな空。


 なに見たっけ、なに読んだっけ、4月。


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【観た映画】


aginさんの本棚
2011年04月
アイテム数:4
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 少なめですね。そういえば今月頭にPS3&トルネを導入したんですよね。で、今までTV番組を録画して見るということがありえなかった生活に、録画視聴が入ってきちゃった。さぞTV観る時間が増えるかなと思ってたんですけど、逆に減ったんですよね。WBSとカンブリア宮殿がっちりマンデー情熱大陸ディープピープル世界ふしぎ発見、王様のブランチなどなどを毎週・毎日リピートで録画して、1.5倍速再生で家にいる間まとめてザッピングするという、完全に「情報」としてTVを割り切るようになった。お願いランキングとか、まったく観なくなったんですよ。その上で、じゃあ映画って何よっていうと、自分の中での立ち居地が際立ってきた気がします。誰にも何にも邪魔されずにウットリする時間、とでもいいましょうか、気持ち悪いですか笑 でもそういう、日常からの解脱なんですよ。別の人生の疑似体験っていうか。


 そういう意味では、カサブランカはやっぱり良かった。観なくては観なくてはとずっと思っててやっと観たんですけど、古典的名作を見ることで、それ以降の映画や物語、もっと言っちゃうと社会の価値観の典型みたいなものにそれがどうコンテキストを引いているのかがちょっとずつ分かってくる。自分がすごいと思っていた自分の時代のものも、本当にエポックメイキングだったのはもっともっと昔の別に名作だったりすることは、ザラどころか、そのほうが多いんじゃないかと。「アイデアは無から産出されるものではなく、既存のアイデアの組み合わせでしかない」とは、ジェームス・W・ヤングの名言ですけど、映画も一緒なんだよね。


 GWは古典をたくさん観ようと思う。時代を超えることの強さ・時代のフルイにかけられてもなお生き残ったものの、普遍的人間的カタルシスは何なのか。いいエッセンスがもらえるなあというのが、4月の大発見でした。




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【読んだ本】

bittersさんの本棚
2011年04月
アイテム数:6
広告小学校―CMづくりで、「伝える」を学ぼう。
電通「広告小学校」事務局
読了日:04月05日
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オンリーワンは創意である (文春新書)
町田 勝彦
読了日:04月13日
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書いて生きていく プロ文章論
上阪 徹
読了日:04月15日
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思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古
読了日:04月22日
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 出張が多くて、さぞ本が移動中に進むだろうなあと思ってたんですけど、自分は車窓があるとそれを観てしまうというか、動いているものに目がとらわれるという、子供か猫かっつー習性を改めて自覚した。ずーーーーーーっと風景見てられちゃうんですよね。そしてその間、なんにも考えてない。あ、あれです、回っている洗濯機とかもずーーーーっと見てられちゃう。


 何にも考えてない時間がないとダメになる、ぼーっと人間なんだってことは自覚してたんですけど、社会人になってからボーっとが欠乏しがちでね。新幹線に乗って風景が流れているのをひったすら見れちゃう自分に吃驚しつつも、納得してました。あれはあれで、間違ってない時間の使い方。


 というわけで本も大して読んでないw までもクリティカルな示唆をいただいた本にヒットする率が高い月だったと思うので、発見が多くて嬉しかった。読書の勝負はやはりスキマ時間なんで、ボーっとすることも大事にしつつ、本は読んでいこっと。読みたいほうが積み重なっているので。。。


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 どんな古典映画みたらいいか迷ったときに読んだいい特集。あくまでも賞特集ではあるが↓↓


Cut (カット) 2011年 04月号 [雑誌]

Cut (カット) 2011年 04月号 [雑誌]