その時が運命の時だと、その場で自覚できることは滅多にない

 正月三が日は、形ばかりではありますが、父方母方ともに祖父母に顔を見せてきました。母方の祖母はもうだいぶ前に亡くなってしまいましたが。


 恋愛でも人との出会いでも仕事でも何でもそうだけど、その瞬間が最後だったっていうのは何だってあると思うんですけど、その時はそれが最後だとわからないんだよねえ。その時わかってるとしちゃったら、それはそこで決めたことになるし。あの人とはあれっきり会ってないなあ、ってのちに振り返って、きっとそれが今生の別れとなるのでしょう。不思議なもんです。一期一会とはよく言ったもので、だからこそ、自然体の上で、相手に対して出会えた喜びを思いっきりお伝えしたいと思うのだけど、なかなかどうしてそれが難しくて。そんな一年ぶりの邂逅。


 とりあえず自分が元気であることは伝わったので、最低限の勤めは果たせたのではないでしょうか。申し訳ないけど曾孫はまだまだ全然予定ないので、どうか長生きしていただきたく思いました。今年もどうぞ、健康で。