アイデアは、行き当たりばったりで。



 日曜日。ゆっくり寝て、昼過ぎに恵比寿のバンタンへ。大宮エリーさんのトークショーに出てました。薬学部出の元電通ガールで、今は独立してCM・舞台・映画監督に文筆家と、何をしてんのか自分でもわからないようなお方です笑 おもしろいなあと思った作品をいくつかメモメモ。




 「屋上の少女」は、自殺を助長するんやなかろうか?ということでキー局からは放映されなかったそうで、TVKだけのオンエアだったんだけど、結構知ってるひと多いですよね。たっぷり長尺なので、なんかいいなあと思う。これで自殺者が減るかどうかはまた別やけど。


 いろいろ2時間たっぷり話してたけど、一番覚えてるのはね、「アイデアは行き当たりばったり」っていうくだりね。予定してしまったところで、その時の自分の脳みその範疇からしか発想が出てこなくなる、行き当たりばったりっていうのは要するに予期しないこと、予期できないこととぶち当たるということなので、本当の意味での発想は行き当たりばったりの中からこそ生まれると。それはそうだなと思います。見通しを立てることは大事だけど、その見通しの外のことに、いかに柔軟かつ瞬発力を持って跳びつけるか。早さも生まれると思うし。エリーさんは本も映画も読まず、すべて人を見てそこから妄想することで企画を考えるそうで。興味深いやり方ですよね。


 柔らかさと、こじつけてくっつけるチカラ、最近のテーマでございます。