歴史は未来?


 六本木ヒルズにちょっと寄ったら、恐竜がいた。



 ちっさいころ自分は、恐竜狂で、なんかそりゃもうめちゃくちゃ詳しかった自信がある。恐竜っていうのは確か中生代の3紀(三畳紀ジュラ紀白亜紀)の間にいた爬虫類全般のことを指していて、ティラノサウルスとかトリケラトプスとか一番有名ですけど、ものすごい種類が世界中にいたといわれていて、知っていくとそれぞれの進化の系譜とか分かって面白いんですよね。


 その時は日本語で売ってる恐竜図鑑は全部持ってたんじゃないかっていうくらい買い占めてもらってて、買ってもらうたびに穴があくまで読んでたような、でも読んでたつもりで画ばっか見てたような・・・w しかも皮膚は化石で残らないため色は全部想像で塗れるとか、羽とかとさかとかも全部想像だったりして、結構クリエイティブしちゃってるものなんですよね。あと一番面白いのは、歴史のくせして、変わるってこと。恐竜ってたとえば、大腿骨の一部だけ発見されたようなものでも、その骨から全身骨格を類推して、発見者の命名で固体として存在が認定されちゃうんですよ。世界最大の雷竜とかいっても見つかってんのは前腕だけだったりして。それが年月とともに全身骨格が見つかって全容図が大幅に変わったり、あと別の恐竜とされていた2種類が、実は一つの個体だと分かったり。そこらへんがすごく不思議というか、面白い。


 当時、図鑑にのってた骨格標本って北米の博物館ばかりで、しかも砂漠のど真ん中に突然あるようなのばっかで、到底自分は見れないものばっかり。ティラノサウルス骨格標本とか原寸大でみたいなーとか思ってたなあって、思い出してなんか懐かしかった。っていう話。


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本日の一枚:

ウーバージャム

ウーバージャム


恐竜の話をしていて、John Scofieldのジャングルフィクションを思い出した。このアルバムのなんか狂った気の抜け方はたまに聴いてニヤニヤしたくなります。